今年から、6月6日が「ベビーシャワーの日」として記念日認定されたそうです。「一般社団法人 ベビーシャワージャパン」によると、数字の「6」の丸みが妊婦さんのお腹を象徴しているから、というのが理由なんだとか。
今回は、ベビーシャワーを企画している妊婦さんの友人に向けて、イベント成功のために押さえておきたい基礎知識やコツなどを紹介していきます。
ベビーシャワーって何？
ベビーシャワーとは、アメリカをはじめとした諸外国で非常に人気のある安産祈願パーティーのことです。
一般的には妊婦の家族や友人などが幹事となり、イベントを企画します。結婚式のように本格的な招待状を作ったり、妊婦本人にはサプライズで開催されたりするなど、内容は実にさまざまです。
日本国内にも次第に浸透してきており、芸能人やモデルがオシャレなベビーシャワーを開催して話題になることもあります。
ヒルトン姉妹「Nicky Hilton」のベビーシャワー。マカロンタワーが豪華！
こちらは、モデルの鈴木えみさん。ピンクでそろえたお洋服もかわいい。
グラビアアイドルの熊田曜子さん。グリッターピンクの風船が豪華！
ベビーシャワーがおすすめな理由
このようにベビーシャワーが行われているのは、3つの大きなメリットがあるためです。
1. ママの負担がすくない
1つ目は、赤ちゃん関連であるにもかかわらず、ママの負担が少ないイベントであるということ。いざ出産してからお祝いのパーティーを開く家庭も多いですが、産後のママは出産のダメージや慣れない育児で心身ともにボロボロになっていることが多いですよね。
そんな中で、時間と労力がかかるパーティーの準備をしたり、参加したりするのは大変でしょう。この点、妊娠中に行うベビーシャワーなら負担も比較的軽く、純粋に楽しめる可能性が高いのです。
2. オシャレ写真をいっぱい撮って思い出にできる
2つ目は、妊娠中の思い出を素敵な写真に残せる点です。本格的なマタニティフォトは恥ずかしくても、家族や友人と過ごすベビーシャワーなら、妊娠中の姿を楽しい思い出とともに写真に残せます。
3. 妊娠中の不安定な気持ちを上げることができる
3つ目に、何かと精神的に不安になったりネガティブになったりしやすい妊娠中でも、大切な人たちと楽しい時間を過ごすことで励みになるというメリットもあります。
まずは、親しいだけをご招待するのが無難
一方で、もともと日本では産後にお祝いをする習慣があり、ベビーシャワーをよく知らずとまどってしまう人もいるというデメリットには注意が必要です。
周囲の視線が気になる場合は、まず家族などごく親しい間柄の人だけで行い、反応をチェックしてみると良いでしょう。
おすすめのプレゼント
ベビーシャワーを行う場合、生まれてくる赤ちゃんへのプレゼントを持ち寄るのが一般的です。ただ、生まれていない赤ちゃんへのプレゼントは選ぶのが難しいですよね。
失敗しにくいプレゼントのアイデア
1. Amazonのウィッシュリスト
そんなときは、「Amazonのwishリスト」を利用するのがおすすめです。これは海外ではポピュラーなプレゼントで、ママに欲しい物をリストアップしてもらい、その中から実際に購入して贈るというものです。
欲しい物を教えてもらえるため非常に合理的ですし、趣味に合わないものをプレゼントしてしまうリスクも避けられます。
2. おしゃれなデザインの絵本
無難なプレゼントとしては、絵本も人気です。性別なく選べますし、ある程度成長してからも長く楽しめるでしょう。インテリアにもなるようなオシャレな絵本もあるので、センスの見せどころですね。
また、必ず使う実用的なものとしてはベビー食器セットも挙げられます。普段使いするような食器はママたちが自分で買うことが多いので、オシャレなデザインや高価なブランド品など、自分では買わないものだとより喜ばれるでしょう。
3. エルゴの抱っこ紐
よくお出かけするタイプのママには、エルゴの抱っこ紐も人気です。楽に赤ちゃんを抱っこできる大人気の抱っこ紐ですが、自分で買うには少し高価なものなのでプレゼントにピッタリです。
ベビー服は避けるほうが無難
ちなみに、ベビー服は意外にも選ぶのが難しいプレゼントになります。生まれてくる赤ちゃんのサイズはそれぞれですし、あっという間に成長するのでサイズや季節が合わない可能性があるのです。
せっかく贈ったのにあまり着てもらえないのは残念なので、ベビー服を贈る際は十分に注意しましょう。
飾りつけの基本
せっかくパーティーを開くなら、ワクワクするような飾りつけをしたいですよね。ベビーシャワーを印象的に演出する、かわいいデコレーションのアイデアをご紹介します。
おむつケーキ
ベビーシャワーならではの飾りつけとして、絶対に外せないのが「おむつケーキ」です。赤ちゃんの象徴ともいえるおむつを使い、まるでケーキのように何段にもセッティングしていきます。
ベビーシャワーを彩る主役になるだけでなく、赤ちゃんが生まれた後は実際に使用できる優れモノです。通販サイトなどでは完成形のおむつケーキが市販されているので、時間がないときなどは注文すると良いでしょう。
おむつをクルクルと同じ形に巻いて積んでいくだけなので、参加者みんなで作るのも良い思い出になります。
プロップス
また、「プロップス」も欠かせません。にぎやかで楽しい雰囲気を演出するための飾りで、色や形、大きさなどさまざまなバリエーションがあります。
インスタ映えする写真には必須ともいえるアイテムで、Amazonなどの通販サイトでも売られています。中には無料ダウンロードで配布しているサイトもあるので、好みのものを探してみましょう。
バルーン
このほか、手軽に華やかさを出せるボリューム満点の飾りつけとして「風船」もおすすめです。ゴールドや水色、ピンクや淡いパステルカラーを選ぶと、かわいらしいベビーシャワーの雰囲気を演出できます。市販されているヘリウムガスを入れれば、簡単にふわふわと浮くバルーンが作れるのも魅力です。
ドレスコード
さらに、徹底的にこだわるなら、参加者の「ドレスコード」も設定しましょう。服のテーマカラーやテイストを決めておくと、統一感や特別感が出て思い出に残るパーティーになります。ブルーを指定すると、デニムが使えるので誰でも気軽にそろえやすいでしょう。
ベビーシャワーパーティのお料理
ベビーシャワーはパーティーなので、参加者が楽しめるお料理も必要です。華やかで楽しい雰囲気を壊さないよう、見た目のかわいらしさを重視したお料理を準備しましょう。
パーティーの内容やスタイルにもよりますが、つまみやすいフィンガーフードを選ぶと便利です。気軽に食べやすいですし、ポップで明るいイメージを演出できます。手軽に準備できる簡単レシピも多いので、3つほど紹介しましょう。
野菜ディップ
1つ目は、彩りが豊かな野菜ディップです。キュウリやニンジン、セロリなど、生のままでも食べられる野菜をスティック状に切るだけのお手軽料理で、さまざまな種類を一緒の容器に入れることで華やかな印象になります。
生のままではあまりおいしくないものもあるので、カップなどにディップソースを準備するのも忘れないようにしましょう。容器の下にディップソースを入れ、その上にカット野菜を華やかに飾りつけるのもおすすめです。
プチトマトのカプレーゼ
2つ目は、プチトマトのカプレーゼです。カプレーゼといえば普通の大きなトマトを使うイメージですが、プチトマトにすれば串に刺すだけでオシャレかつ手軽に食べられるようになります。
カナッペ
3つ目は、クラッカーの上にクリームチーズとサーモン、ディルの葉などを乗せたカナッペです。乗せるもの次第でスイーツっぽくすることもできるので、さまざまな種類を準備すると良いでしょう。
ベビーシャワーは誰が企画したらいい？
ベビーシャワーは、妊婦さんの女友だちが中心となって企画するケースが多いです。結婚式の二次会のような感覚に近く、幹事を含めて数人で企画するパターンが一般的です。
妊婦さん本人からは「ベビーシャワーをしてほしい」とは言いにくいものなので、それとなく意向を聞きながら企画してあげると良いでしょう。
もちろん、ベビーシャワーを誰がやるかに決まりはありません。海外では妊婦さん本人が企画したり、お友だちに混じって一緒に準備をしたりするケースもあるので、自由に行いましょう。
旦那さんも巻き込んで、サプライズ！
お友だちが妊婦さんの旦那さんやご実家などと仲が良く、協力が得られるならサプライズで行うという方法もあります。
目的を黙ったまま妊婦さんを会場まで連れてきてもらったり、旦那さんやご両親などをサプライズゲストとして登場させたりすると、妊婦さんにとってより忘れられないベビーシャワーになるでしょう。
日頃から親しくしているお友だち数人がベスト
ベビーシャワーに呼ぶゲストの人数については、特に決まりはありません。海外ではまるで結婚式のように盛大にゲストを招くケースも多いですが、日本ではまだあまり馴染みが深いとはいえないので、日ごろから親しくしているお友だち数人でも良いでしょう。
妊娠7ヶ月〜8ヶ月の時期がおすすめ
ベビーシャワーを行うのは妊娠が安定期に入り、心身ともに落ち着いてからにすると安心です。具体的には、多くの人の体調が落ち着く7ヶ月〜8ヶ月頃がベストだと思います。
妊娠5ヶ月頃からが、いわゆる安定期なのですが、この頃からつわりが始まる妊婦さんも多いです。また、妊娠9ヶ月の臨月になると、お腹が大きくなりすぎて圧迫感があり、移動するのも大変な状態に。
ただ、体調は本当に人それぞれなので、妊婦さんに直接確認して時期を決めるのが良いでしょう。
ベビーシャワーの楽しい思い出を作ろう！
赤ちゃんの誕生を願うベビーシャワーは、妊娠中のママだけでなく家族やお友だちまで楽しく幸せな気分にしてくれます。
準備は大変ですが、出産後に慌ただしい日々を送ることになるママのためにも、家族やお友だちで協力して忘れられないイベントにしましょう。
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